サーファーのApple Watchユーザーの必見!
Apple WatchのOSアップデート、WatchOS 11でついに登場した「潮位」のアプリがシンプルな機能ながら結構使える!
これまでも潮汐(タイド)アプリはいくつかありましたが、正直どれもイマイチでした。ですが今回、ついにアップルがタイドグラフのアプリをリリース!
これは標準のネイティブアプリで、全機能を無料で利用可能。デザイン良し、使い勝手良しの本アプリを簡単にご紹介します。
さっと潮を見るならこれで十分。わざわざ波情報サイトを見るよりも楽ちんです笑
潮位アプリの基本概要
この「潮位アプリ」は、Apple WatchのOS11からデフォルト(標準)アプリとして登場したアプリ。Apple Watchを使用している方なら、それが旧モデルであっても、OSをアップデートをすることで無料で使用可能です(対応機種のみ)。これが来るとは思わなかった〜
その名の通り潮汐(タイド)データを確認できるものですが、標準アプリということで、その内容も至ってシンプルでありつつも、アップル開発者にサーファーがいるのではないかと思うほどのクオリティ。その便利なポイントをいくつかご紹介。
標準アプリ「潮位」について
https://support.apple.com/ja-jp/guide/watch/apdaf449a0bd/watchos
対応機種:iOS 18を搭載したiPhone XS以降またはiPhone SE(第2世代以降)と、Apple Watch SE(第2世代)/Apple Watch Series 6
なぜか「当日しか見れない」従来のタイドアプリたち
現在、タイドグラフのアプリはいくつか存在しますが、正直、Apple Watchからの使い勝手はどれも(デザインも)イマイチでした。
これまでApple Watch対応の主なタイドアプリといえば、「SurfTideX」や「タイドグラフBI」を使用しているサーファーが多いのではと思います。しかし、これらはiPhoneとApple Watchで使い勝手が異なり、Apple Watch側では基本的に翌日以降のグラフがチェックできません…(なんで?笑)
それぞれのタイドグラフは1日の潮の動きを表しており普段はこれで良いのですが、翌日のデータが見れないということは、当然ながら日没後は全然使えません。。
明日のタイドが見れないと、とくに夜は最悪です。サーファー的にはもう用がない夜間のタイドしかチェックできないので、日付が変わるまではiPhoneで確認しています。これじゃApple Watchで使い物になりません〜なんとかならないかなぁとずっと思っていました。
便利①「潮位」アプリは翌日以降もチェック可能でシンプルに見やすい
その点、今回リリースの潮位アプリなら、翌日どころか一週間先まで、日付をまたいで潮の動きをチェック可能です。スルスルとスワイプしながら好きな時間帯の潮位が見られるので大変便利。
また、グラフは日の出時刻や日の入時刻と併せてチェックできるので、明朝の潮位は?その後の上げ時間は?明後日の朝も同じ感じかぁ、など、見たい時間まで進めて、また戻ったりと、直感的に触れるので本当に見やすいです。
便利② トリップでありがたい「現在地周辺」のタイド
そして、さっと手首で確認できるApple Watchだからこそありがたい「現在地周辺」のタイドグラフ。
潮位アプリでは、好みの地点を予め設定することで、複数地点のタイドデータを簡単に切り替えてチェック可能です。ですが、Apple Watchの真骨頂は、GPSを使用した「現在地周辺のタイド地点」とも言えますね。
これをデフォルトで設定しておけば、常に最寄り地点のデータを表示してくれるので、わざわざ移動先で地点を切り替える必要はなく、遠方トリップとも相性抜群!
便利③ 併せて同時刻の気象情報もチェック可能
さらに便利なのが、タイド情報ページをタップすると、現在表示時刻の気象情報もチェック可能です。例えば、グラフをスワイプして明朝の潮位を確認。併せて、明朝同時刻のうねり予報、風予報などのチェックも可能です。
これは波情報とはことなり、あくまで気象情報としての予報データですが、タイドと併せて確認できるのは結構便利です。同じくトリップ先でも簡単チェック可能でありがたい機能。
便利④ もちろんコンプリケーション設定やスマートスタックにも対応。手元でさっと確認できる
Apple Watchは自分の好みやシチュエーションに合わせた様々な文字盤(待ち受け画面)をチョイスできるのが魅力。そして、文字盤によっては待ち受け画面にアプリを常駐させることができます。これを「コンプリケーション」と呼びますが、この潮位アプリももちろん対応。時計を見るのと併せてさっと現在の潮位を確認できので便利。1タップでアプリ起動も可能です。
また、もし「コンプリケーション非対応の(アプリ配置ができない)文字盤を使用中」であったり、「そもそもアプリを置きたくない」なんて人でも大丈夫。潮位アプリは、Apple Watchのウィジェット呼び出し機能である「スマートスタック」にも対応しています。
「スマートスタック」は、文字盤を上にスワイプするか、Digital Crown(デジタルクラウン)をまわすことで、すぐにウィジェット呼び出しができる機能。
「潮位」のウィジェットを設定しておけば、今後の潮位の動きを、スマホを取り出すことなく手元でさっと確認できる。こうした機能が、Apple Watchならぬスマートウォッチの醍醐味ではないでしょうか。
「潮位」アプリまとめ
以上、ざっとの説明となりますが、今回アップルが新たにリリースした「潮位」アプリ。
今や年間180日以上もサーフしている筆者にとって、現在や明日のタイドは頻繁にチェックしたい情報ですが、これをいつでも、手元でさっと確認できるのは本当にありがたいアプリで、デザインも良し!(これ重要)
あえて細かい点を指摘するのであれば、大潮、小潮といった「潮名」の情報が含まれていない(チェックできない)という点はあるものの、個人的には、これはあまり大きな問題ではありません。
(大潮なのか、小潮なのかが大事なのではなく、重要なのは「潮位」ですし、グラフを見ればだいたいの予想はつきますから)
ですので、Apple Watchを愛用するサーファーであれば、ぜひ使っていただきたい「潮位アプリ」。ご参考ください。
※この「潮位」アプリ内のデータソースは複数機関を参照しており、日本においては気象庁データがベースになっているようです。今回、タイドデータの検証まではできていませんが、気象庁配信データであれば大きな問題はないでしょう(ということにしておく笑)
おまけ:タイドウォッチは必要か
歴の長いサーファーであれば、NIXONやシャーク、vestal等から販売されている「タイドウォッチ」を試した経験がある方も多いのではないでしょうか(G-SHOCKも一部タイド情報搭載のものありますが、あれはあまり使えない笑)。
書くいう筆者も、これまで様々なタイドウォッチ(とくにNIXONは歴代モデル)を着用してきましたが、やはりタイドグラフをいつでも手元でチェックできるのは(必須ではないが)便利。かつ、常に海を感じることができるのは、なんとなく嬉しいものですよね。
また、これから海に行こうか、明日の朝は海に行けそうだ、そんな「ちょっと気になったときに、さっと確認できる」が非常に便利で、慣れてしまうと普通の時計には戻れない、筆者はそんな感覚で愛用してきました。
アップルウォッチほかスマートウォッチとまでは行かずとも、サーファーであれば「タイドグラフ搭載のサーフウォッチ」の使用は大変おすすめなので、まだ経験の無い方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
▼定番タイドウォッチとしては「NIXON」ですが、現在は日本撤退中のため今後希少となるかも!?
▼潮だけさっとチェックするなら、安価なタイドウォッチもあり(結構安いやつも)
そして、せっかくApple Watchを着用しているなら、単なる腕時計にはない、スマートウォッチならではの機能をぜひ体感いただきたい!
ということで、現在Apple Watch使用中の方に激押しの「潮位」アプリ。
いつでも、どこにいても、「今日はロータイド何時だっけ?」と聞かれてすぐに答えることができる。これってちょっと優越感・・笑。
Apple Watch購入を検討している方、予算で迷っている方などは、まずは型落ちの旧モデルでも十分に使えるので検討してみても良いかと思います。
※本記事の「潮位」アプリを使ってみたい方は、Watch OS 11の対応機種からの検討をおすすめします。
個人的には(予算があれば)、ウォッチ自体に強度があり、画面も大きくアクティブに使えるUltra(ウルトラ)がおすすめ。最新のUltra2でなく、初代モデルでも十分使えます。
ちなみに筆者は、Apple Watch購入がきっかけに、サーフィンライフはもちろん、生活そのものが激変しました。
サーフィンにアップルウォッチ必要?海で使っても大丈夫?とお悩みの方は、ぜひ以下記事などもご参考ください。
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