13000円で買える!コストコのソフトボードを購入、海で試してみた。

サーフギア

※2022年6月追記
コストコで新たに発売された「ジェリー・ロペス」のソフトボードと比較してみました。

※さらに続編としてショートボードも検証してみました。

ここのところ、海に入っているとかなりの確率で遭遇するCOSTCO(コストコ)のソフトボード。

近年のソフトボード人気によって海では様々なメーカーの商品を見かけるようになりましたが、中でもぶっちぎりの「安さ」に加え、サーフィン経験者でも(遊びのサーフボードとして)意外と使えるという噂も。
「ものは試し」ということで、ついに私もゲットしました。

今回はコストコのソフトボード購入後のセットアップから、実際に使ってみての感想などを踏まえてレビューしてみたいと思います。

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コストコのソフトボード、主な種類は2タイプ×2カラー

COSTCO(コストコ)で販売しているソフトボードは、webショップで販売中のものを含めていくつかありますが、店頭で主に見かけるのは2タイプ。
「短い方」と「長い方」があり笑、それぞれが2カラー、合計4種類のラインナップが中心になっています。

短い方(5’8/172.7cm)=10,680円
長い方(8’0/244cm)=13,580円
※どちらもフィン付きです。
※値段は時期により若干変動するようです。

今回私は、超小波でも使えそう&大人子供問わず初心者とも一緒に遊べそうな、長い方(8feet)の方を購入してみました。

人気のソフトボードは夏には完売するとか(逆に残っていると値下げするらしい)
8feetの2カラー。短い方も含めデザインはかなり微妙です笑(配色などが毎年若干異なる模様)

参考:COSTCOソフトボードのセットアップ

8’0なのでロングよりは短いですが、決して広いとは言えない我が家では、横の倒すのもひと苦労の長さ
裏返すとこんな感じ。テール部分に貼り付けてあるダンボールに付属品が収まっています。
付属品はフィン4枚(トライで乗る場合の3枚と、シングルで乗る場合の1枚)、リーシュロックを兼ねるバンド&簡単リーシュコードも。
フィンの取り付けは簡単。板のボトム(裏面)側から穴に差し込んで、デッキ(表面)側からネジのように締めて取り付けるだけ
特に力は必要なく、サクサクっとフィンがはまります。
デッキ(表面)側から、ネジのようなパーツで取り付け、コインなどを使うとしっかり止められます。 センターフィンのパーツ間には、写真のようにリーシュ取り付け用のバンドをつけてください。
その他の付属品など

今回筆者はトライフィンのセッティングのため、シングルのセンターフィンが余ります。
シングルフィンを使用する場合は、逆に3枚のフィンは不要ですが、サイド分の穴が開いたままになってしまうので、写真にあるパーツをつけて塞いでください。

付属するリーシュコードは、いわゆる一般的なサーフィンリーシュではなく、コードと足に巻くバンドを紐でつないである、簡易的なもの。
自分が持っているリーシュコードを利用してもOKです。

実際に使えるのか、サーフィン後のレビュー

上記のトライフィン・セッティングで、お試しサーフィンをしてみました。

サイズ:ヒザ~モモくらい
コンディション:たまのセットのみダラっと割れるワイド気味のブレイク。パワーがなくショートだと、セットのみたたいて1アクションがやっと、そんなコンディションでした。

※参考までに筆者自身の情報ですが、身長180cm体重73kgほど。ショートもロングもやりますが、アマチュアの中ではどちらも上級者に近いレベルと思っています(ショート/ロング両方でNSAの全日本選手権に出場経験あり、ショートは検定で2級を持っています)。

パドル~テイクオフスピード

ショートより速いのは当然ですが、パドル~テイクオフスピードは、ロングボードに匹敵するくらいの速さを感じました。
モモくらいのセットはもちろんですが、スネ~ヒザくらいの超小波でも普通にテイクオフできるので、遠浅のビーチなら、タラタラと続くスープ波でロングライドも可能です。
乗り味が(若干ですが)安定しない感があるので、やはりスクールボードには敵いませんが、、、大人向けのサーフィンスクールでもちょっとは使えそうだなと感じました。

ライディング~取り回し

板の形状やフィンも小さいためか、テイクオフ後に少しフラつく感じがありますが、レールをセットしてショルダーを滑っていく分には、あまり問題ありません。十分な浮力があって板がどんどん前に出てくれるので、しっかり乗れていれば、サイズが小さくても、割れてスープになってしまっても、ぐんぐん進みます。
また、レールターン的な動きは難しいと思いますが動きは軽いので、多少乗れる人なら、エンドセクションで軽くフローター気味に、などは簡単だと思います。

その他

ワックスなしでも小波なら十分遊べますが、デッキ面は結構滑ります。しっかり踏み込んで乗りたいなら、ソフトボード用のワックスを塗った方が良さそうです。

また、海の中での乗り味は軽いですが、ボードとしての重量はややありますので、小脇にかかえてチャリで移動、などはちょっと無理かと思います。
自転車サーファーは、キャリアを利用しましょう。

結論:コストコのソフトボードはおすすめか

上記の通り、やはり性能自体は「それなり」のボードです。
例えば、もっとサイズがあるコンディションや、小波でも形が良い波などで、 「この板をまともに乗りこなそう、ちゃんとサーフィンしよう」と考えたら、物足り無さを感じるかと思います。
(ある意味「この板を使って×××」的な面白さはあるかと思いますが、、、)

また、サーフィン初心者や未経験者に対しては、やはりもう少し性能の良い板の方が上達も早いと思うので、値段以外でおすすめな点はありません。

ですがサーフィン経験者が、あくまで小波用、遊び用と割り切って、普通ならやらないコンディションで楽しむ、仲間や家族でワイワイやるためのボードなら、断然ありかと思います。

近年のソフトボードブームで、現在は様々なソフトボードが販売されていますが、有名ブランドのボードは性能が良い分、お値段もなかなかです(5~6万もザラ)。
そんな中、1.3万くらいで、これだけ遊べるボードが手に入るのですから、余裕があれば&ひとつの選択肢として、持っておいても良いボードではと感じました。

ただし 筆者自身は、、数ある有名ソフトボードに乗ったことがなく、その違いも分かっていないので、機会あれば追加レビューしたいと思います。
※このCOSTCOソフトボードも、次はシングルフィンで試してみたいと思います。

その他、人気のソフトボードなどを紹介

果たして8feet(8’0)がおすすめなのかは、人により異なりますが、同サイズで人気のソフトボードは以下など。本来はこれらの板と乗り比べてみたいですね。

※一般的な需要は、7’0~7’4あたりが人気のように思えますが、コストコのボードが8’0なので、同じく8’0のボードでまとめてみました。

↓以下サイトにも人気のソフトボード販売中。ワックス不要のお洒落ボード「CRIME(クライム)」おすすめです。

おまけ

参考)
2022年より新たに発売された「ジェリー・ロペス」のモデルも試してみました。

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