ロングボードパフォーマンスの花形、ノーズライディング等の “ウォーキング” がメインのロングボーダーであれば、選ぶリーシュコードはknee（ニー）リーシュ一択でしょう。
しかし、このkneeリーシュの最大のデメリットは「ウェットの膝裏が破ける」こと。
一応ビギナーの方向けにご説明をすると、このニーリーシュは通常の足首に付けるUncle（アンクル）リーシュではなく膝下に付けるタイプのため、クロスステップ等で足に絡むくとなくウォーキング向きです。ですが、膝関節とリーシュのベルクロが干渉して擦れてしまうため、ウェットの膝裏部分の生地が擦り切れてしまうことがあるんです。
これ意外と深刻で、気にせず使い続けるとパックリ行ってしまうため、擦れ防止の専用アイテムが販売されているほど。
ポチップかく言う筆者もロングボードデビュー当初、ショート上がりの自分はこのことを知らず、予算をかけてオーダーしたフルスペックのセミドライの膝裏を、パックリ地肌が見えるまで見事に切り裂いた経験があり、特にビギナーの方は絶対に持っていた方が良いアイテム（値段も安いですしね）。
しかし、このような専用プロテクターが無くとも「ウェットが擦れない」とうたうリーシュコードがTools（トゥールス）より販売されていたので、早速購入して試してみました。
ですが結論、「こりゃダメですね〜・・」いや期待していたのにマジで残念、、、でもやめた方が良いです。。
ポチップヒザ裏が擦れない「TLS FIVE STAR LEASH」
今回購入した商品は、TLS（トゥールス）から販売されているリーシュコード「TLS FIVE STAR LEASH」のロングボード用9ft KNEE。商品パッケージでも “ウェットスーツが擦れない” を謳っています。
カラーは全7種類ありますが、デザインもシンプルでどれも格好良いですね。
早速開封してみた
装着感と、実際に使ってみて
上記の通り、デザインはややシンプルながらも高級感もあり、なかなかの好印象。
また、写真では伝わりませんが、コードの部分も素材感としてはやや柔らかめで、ロングボード向けの太いコードにも関わらず、パッケージ開封後お約束の “巻き跡” も少なめ。そして何度か逆折りなどを繰り返しているうちに、ある程度取れてくれました（商品自体がまだ新しいだけかも知れませんが、、）。
ここまでは予想以上の好印象で、かなりの満足感だったのですが、、、
実際に装着して、その印象は崩れ去ることに。。
結論：素材は良いが、油断していると取れてしまそう！？
デザインは高級感あり、コードも柔らかく、なんと言っても最大の特徴「膝裏が切れない」という点で、かなり好印象の商品だったのですが、、、
上記画像の通り「装着感」に難あり、これはちょっと厳しいですね。。。
具体的に言うと、装着後はこのベルクロの端（赤丸）の部分が常に浮いているため、気にせずサーフィンをしていると段々取れてきちゃうんです。
それに、たまに腕が当たってしまったり、激しいワイプアウトでもしようものなら一気にはずれてしまいそうで結構怖い。
まぁ波待ちの度に手で押さえたり、たまに直してあげれば良いのかもしれませんが、、、もしものリスクを想像すると、サイズが大きい日は、間違いなくこれは使いませんね。板を流しちゃったら超怖いし、、、。
※通常のアンクルリーシュも同様ですが、逆にリーシュをはずす時って、力がいるのは最初（一番端）をはずす時だけじゃないでしょうか。端さえはずれてしまえば、残りは力を入れずともそのままペリペリはずれますよね、常にその状態という、意味不明な仕様。これって製品開発の段階で誰も気づかなかったのだろうか、正直驚きです。。
まぁ、筆者の場合、ロングボードを乗るときは超小波コンディションが多いので、この欠点を分かった上での着用なら、そんなに問題はないか。
なのでもう少し使ってみようと思いますが、サイズがある日や試合では絶対に使わないと思います。
以上、ご参考ください。
その他、ロングボード用のKNEEリーシュは以下など。良い商品があったら教えてください。
ポチップ
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