噂の耳栓「SURF EARS 3.0(サーフイヤーズ3)」をレビュー

サーフギア

サーフィン歴が長く、冬も変わらず海に入るので「サーファーズイヤー」は深刻な問題。
これ、軽度な症状だと武勇伝的に話す人もいますが笑、症状が酷くなってくると本当に笑えません。少しでも予防しながら波乗りしたいところ・・。

そこで数年前に、話題の耳栓「SURF EARS 2.0」を購入、この画期的な耳栓に本当に驚かされました。

これまで愛用していた「SURF EARS 2.0」、これは2代目、後述しますが、自分が最初に買ったものはコードがいちいちクルクルと丸まってしまいほんとストレスでした。

若かりし頃はとにかく耳栓が嫌いで、音が聞こえなくなる=サーフィンが調子悪くなるような感覚もありました。
今となってはそんな苦手意識はありませんけど、せっかく買った耳栓をサーフィン中に海の中で無くしてしまうことも多々あり、一時は無くなる前提でダイソーの耳栓を愛用したり、自作のストラップを付けたりしていました。

ですが、この「SURF EARS 2.0」を使用してからは本当にお気に入りで、3年以上これを愛用。サーファーズイヤーの進行を遅らせるため、冬場のみならず年間でこれを利用しており特に不満は無いのですが、今回はそのアップグレード版となる3.0を購入、その特徴などをレビューしてみたいと思います。

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「SURF EARS(サーフイヤーズ)」の凄いところ

最新モデルをレビューする前に、まだ「SURF EARS」を使用したことがない方向けに、私がサーフイヤーズを気に入っている点は以下などになります。

「SURF EARS」のメリット

1. 耳栓をしても周囲の音が聞こえる。
2. ストラップ付きなので無くさない。
3. 耳栓部分のサイズ調整ができフィット感が良い。

だいたいが、この辺りだと思います。
耳栓に苦手意識がある人は、なんといっても1だと思いますが、この耳栓は装着中でも周囲の音がしっかり聞こえますし、普通に会話も可能です。
簡単にいってしまうと、“耳栓”の部分が細かい網目のようになっているので「水は通さないけど、塞がれていないので音は聞こえる。」という感じです。
でもぶっちゃけて言うと、個人的には「音が聴こえる分、水もちょっとは入ってくる。」という感覚で、むしろ途中で片耳が外れてしまっていても気づかないことがある、というのは笑い話しですが・・
一般的な耳栓と比べて、多少の水は入ってきますがマシ、という感じでしょうか。でも自分はこれで十分です。私は既に耳穴がかなり狭くなっていて、耳栓なしでサーフィンをしてしまうと、すぐに海水で耳が塞がってしまうのですが、この「SURF EARS」を着用中はそんなことはありません。
(もっと言うと、たまに海水で塞がっちゃいますが、耳栓をさっと付け直す程度で済むという感じ)
本来なら、完全シャットアウトが理想なのかも知れませんが、音が全く聞こえないのは海では危険な場合もありますし、自分はこれで十分なのではと考えています。海上がりに、耳に入った海水を頑張って抜く、そんなことも一切なくなりました。

その他、2と3も大変便利な部分ですが、耳を塞ぐ=音が聞こえない、は避けられない問題と思いますので、これを軽減できていることが最大の特徴ではないかと感じています。

「SURF EARS」のデメリット

これは間違いなく「値段が高い」につきると思います。
おそらく多くのサーファーが「欲しいが高い(税別定価7000円?)」と感じているのではないでしょうか。自分もそうでした。

ですが、私の場合はシーズン通して使用しており、海に入る日数は年間100日以上ですが、2年以上使っていても、買い換えるほどの劣化は見られません。
これは個人差もありそうですが、ストラップ付きのSURF EARSは少なくとも「海で無くす」ということはありませんので、良い物を長く使えて、サーファーズイヤーの予防にもなるのであれば、個人的には“アリな商品”、そう思って使っています。
(でももう少し安く買えると嬉しいですけど・・笑)

と前置きが長くなってしまいましたが・・
前途の通り、現在使用中の2.0はまだまだ使えるものの、思い切って購入した3.0を紹介したいと思います。

最新モデル「SURF EARS 3.0」をご紹介

「SURF EARS 3.0」のパッケージ。耳栓ケースとは思えないミニマルなデザインに、厚紙のパッケージが巻かれています。
裏側はこんな感じ。「OPEN HERE」の文字通りここからパッケージを剥がしますが、開封済みの商品がどうかが、ここで分かります笑(結構しっかりのり付けされてます)。
剥がしたパッケージの裏面は、同梱パーツ類が紹介されています。
中には「SURF EARS 3.0」の本体と、サイズ交換用の付属パーツが収納されています。

「SURF EARS 3.0」の進化、アップグレード部分

私はこれまで「SURF EARS 2.0」がお気に入りで愛用していましたが、当初より唯一残念に感じた部分、2.0も同様に専用ケースに入っているのですが、かなり小さいケースの中でぐるぐる巻きつけてあるせいか、それとも私が購入した商品が古いロッドの商品だったのか、、
今となっては分かりませんが、当初はストラップ部分の「巻きあと(巻き癖)」が強く付いていて、これが地味に使いづらい原因となっていました。
具体的に言うと、サーフィン中はそれほど支障はないのですが、使用後にその辺に置くと、クルクルっと小さくまとまってしまい、いちいち絡まってしまうので本当にイライラしました。(当然ながらケースなどに入れている際もグチャグチャに絡まっていて、取り出す度にイライラMAX…)
しかし自分の周りには、ここまで強い巻き痕が付いている人はいません。自分だけが特別に運が悪かったのかと解釈し、先の「デメリット」には挙げませんでしたが・・
ある程度の力で引っ張ったり逆に曲げてみたり、お湯に浸けたりしてもほぼ変化なく、毎度のことなので参ってました。

しかし「SURF EARS 3.0」はストラップのコード部分も少し強度が増しているような雰囲気で、2.0よりも若干しっかりした作りになっており、心配していた巻き痕もすぐに取れてくれました。

ケースから出した直後は小さく結ばれていて(上記写真参照)嫌な予感が過ぎりましたが・・、少し力を加えて伸ばしていくと、写真の通りすぐに気にならないほどに。
コード部分がしっかりした(少し太くなった?)せいか、長さ調節の部分もしっかりと止まるようになった印象
同梱のサイズ交換用パーツ。耳穴に入る先端のパーツは、XS、S、M、Lの4種類あり。
そしてもうひつ進化したのはこの専用ケース。柔らかいシリコンケースのような雰囲気。
裏面はこんな感じ、ケースとして使用時の通気性が確保されています。
カラビナ付きで持ち運びしやすいですし、写真のように両端をつまんで・・
クイっと押し込むだけで、ケースがパカっと開きます。これは使いやすそう!チャック式でもっと小さかった2.0のケースに比べると、かなり進化しました。
そして「SURF EARS 3.0」からは左右のパーツでカラーが変わりました。実は2.0は左右とも同じ色なので、毎回のように左右を間違えて持ってしまったりと不便でした(愛用者あるある)。3.0からはもう迷わずにさっと装着可能です。

以上のように、「SURF EARS 3.0」は製品・パッケージともに、細かいながらも気の利いたバージョンアップが多数。こうした利用者目線での細かな改良は、嬉しいですよね。メーカーの努力が感じられます。

そして実際に海で使用した際のレビューは追って更新しますが、購入を迷われている方がいたら、ここまでの情報をぜひ参考にしてみてください。

※ちなみに余談ですが、2.0、3.0の登場により、初代のサーフイヤーズがかなり安い金額で売られていることがありますが、安いからといって手を出すのはやめましょう。初代サーフイヤーズはストラップが付いていないのでワイプアウト時など海で無くしてしまう可能性が高いと思います。悪しからず。。

2020/1/26追記

サーフイヤーズ3.0を実際に海で使用してみましたが、当然ながら引き続きサーフィン中の使用は全く問題ありませんでした。あえて言うなら、耳栓部分とウイング?部分が柔らかい素材になったか、2.0よりも気持ちフィット感が増したような気がしますが、これは商品が新しいからか、もちろん個人差もあるでしょうからあくまで参考までですが、「3.0になって性能が悪くなった。」といった部分はなく、個人的には2.0から乗り換える価値が充分アリな商品と感じましたので追記しておきます笑

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